理容室や美容室はどんなエアコンを選べばいい？業務用エアコンの選び方

理容室や美容室への業務用エアコンの選び方にお困りではありませんか？

理容室や美容室の業務用エアコンを選ぶ際には、広さに適した能力であることはもちろん、熱源やデザイン、風向きについても考慮する必要があります。

本記事では、理容室や美容室に設置する業務用エアコンの選び方を解説します。

理容室や美容室に合ったエアコンの選び方

・設置場所の広さ

理容室や美容室に設置する業務用エアコンを選ぶ際は、まず設置場所の広さを考えましょう。

業務用エアコンには、「馬力」と呼ばれる機器の性能を示す値があり、設置場所の広さによって適した馬力が異なります。

一般的な理容室、美容室で使われている業務用エアコンの馬力は以下の通りです。

・一般的な店舗に比べて馬力は高めを意識する

理容室や美容室に設置する業務用エアコンは、空間の広さに対して馬力が高めのものを選びましょう。なぜなら、理容室や美容室では、ドライヤーやパーマー機、シャワーなど、熱を発する機器の使用が多く、一般的な店舗よりも冷房が利きにくいためです。

たとえば、店舗面積が48〜61m²の理容室・美容室なら、少し上の6～8馬力の業務用エアコンを選ぶとよいでしょう。また、店舗が寒冷地にある場合も、馬力が高めのエアコンがおすすめです。

・デザインから選ぶ

雰囲気づくりも大切な理容室・美容室にとって、店舗の内装はお店の第一印象を決める重要な要素です。顧客がリラックスして過ごせるためにも、内装やインテリアとマッチするものを選びましょう。

デザイン性を考えるなら、室内機本体が天井と一体化して完全に見えなくなるため、目立ちにくい天井埋込形がおすすめです。天井裏にスペースがない場合は、天吊形など目立ちにくい形状のものを選ぶとよいでしょう。

・風向きや気流について考える

顧客が快適に過ごせる理容室、美容室にするためには、風向きや気流について考えることも重要です。

理容室や美容室では、顧客の滞在時間が長いため、長時間過ごしても心地よい空間をつくれるよう、体に直接エアコンの風が当たらない工夫をしてください。

気流を細かく設定できるエアコンだと、風が直接顔や体に当たらず、リラックスした時間を過ごしてもらえるでしょう。

・理容室や美容室にあると便利なエアコンの機能

＜人感センサー＞

人感センサーは、人の動きを感知して、温度や風向き、風量を自動調整する機能です。理容室や美容室に人感センサー付きの業務用エアコンを設置すれば、体に直接風が当たることや温度ムラを防ぎ、快適な環境を実現できます。

＜自動清掃機能＞

理容院や美容院では、散髪時に出た細かい髪の毛が空気と一緒に吸い込まれ、フィルターが汚れやすくなっています。自動清掃機能が付いた業務用エアコンなら、フィルターをキレイな状態に保てるだけでなく、ホコリによる冷暖房効率の低下や過剰な電力消費の防止に役立つでしょう。

＜空気清浄機能＞

理容室や美容室では、においの強い薬剤を多用するので、においやアレルギー反応が気になります。

空気洗浄機能は、ホコリ・菌、においも除去してくれるため、安心して過ごせる環境を実現できるでしょう。

＜オートグリル昇降機能＞

オートグリル昇降機能とは、自動でグリルの取り外しができる機能です。多くの場合、天井カセット形の業務用エアコンに付いています。自分でグリルを取り外す手間がかからないため、フィルターの手入れや交換がしやすいことがメリットです。

＜省エネ機能＞

理容室や美容室の業務用エアコンでは、多くの電力を消費するため、一般的な店舗と比べて電気代が高くなる傾向にあります。しかし、省エネ機能があるエアコンなら、少ない電力で効率よく運転できるため、電気代の節約につながります。

＜脱臭ユニット＞

室内のにおいを徹底的に除去したい場合は、脱臭ユニット付きのエアコンがおすすめです。脱臭ユニット付きのエアコンなら、においの原因物質をしっかり吸着してくれます。空気清浄機能と組み合わせて使うことで、高い脱臭効果が得られるでしょう。

理容室や美容室に業務用エアコンを導入するなら補助金・助成金についてもチェックしよう

・理容室や美容室でお得に導入するなら補助金に注目

業務用エアコンは、家庭用エアコンに比べて高性能である分、費用が高額になりがちです。しかし、各省庁や地方自治体の補助金を活用すれば、業務用エアコンの導入費用や交換費用を抑えられる可能性があります。

・理容室や美容室が業務用エアコンの導入で利用できる補助金の例

＜省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金＞

省エネ性に特化した先進設備やオーダーメイド製品の導入費用を一部補助する制度です。設備の仕様や導入の目的に応じて3つの部門に分かれており、業務用エアコンは、工場・事業場型とエネルギー需要最適化型に該当します。

＜大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業＞

感染症の防止対策として高機能換気設備を導入した事業者に対し、導入費用の一部を支援する補助金事業です。二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の中の一つで、二酸化炭素の排出量削減に効果的な換気設備にも適用されます。

＜建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業＞

一般社団法人静岡県環境資源協会が行っている補助金事業です。「ZEB（ゼブ：ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）」の新築や既存建築物のZEB化など、省エネルギー化を目的とした建物の建築費用を一部支援します。

＜業務用建築物の脱炭素改修加速化事業＞

既存建物の脱炭素化を支援する補助金事業です。設備の導入に伴ってかかる機器の購入費や工事費用の一部を補助します。

＜ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業＞

地球温暖化や省エネ対策の推進を目的に東京都が行っている助成事業です。都内の中小規模事業所に対し、省エネ設備の導入費用を一部助成します。

・助成金・補助金の探し方

業務用エアコンの導入・設置に関する助成金・補助金を探す際は、各都道府県や自治体が運営するホームページ、ミラサポplus、J-Net21などの補助金情報サイトで調べられます。補助金の詳細を詳しく知りたい場合や情報が見つからない場合は、直接自治体に問い合わせるとよいでしょう。

・助成金や補助金を利用する際の注意点

＜申請は早めに＞

業務用エアコンの導入で助成金や補助金の制度によっては、補助金額が予算に達した時点で受付を締め切ることがあります。申請期限直前に申し込むと、書類の不備があった際に申請できなくなる可能性もあるため、余裕をもって準備を行いましょう。

＜全額対象にはならない＞

助成金や補助金は、費用の全額が補助の対象になるわけではなく、実際にかかった費用の約1〜3割を補助の対象としています。半分以上の費用は自己負担になることを考慮して、予算に合った業務用エアコンを選ぶことが大切です。

＜基本的に後払いでの対応＞

助成金や補助金は、基本的に後払いでの対応です。よって、業務用エアコンを設置する際は一旦、費用の全額を支払う必要があります。補助金が給付されるまでは時間がかかるため、余裕を持って準備しておきましょう。

エアコン総本店の理容室・美容室への施工実績

・神奈川県茅ヶ崎市の美容院の事例

設置していた天井埋込形エアコンのうち1台が故障したとのことで、入れ替えでの対応を行いました。現地調査から工事完了まで短期間の日程で済み、柔軟な対応力とスピード感ある施工が高く評価されています。

・東京都大田区の美容室の事例

リピーターのお客様からの依頼で、エアコンの交換対応を行いました。内装との調和と風の流れを考えて最適なエアコンを提案することで、デザイン性と快適性を両立させることに成功しました。

・理容室・美容室の業務用エアコンはエアコン総本店にお任せください

理容室・美容室に設置する業務用エアコンでお悩みなら、エアコン総本店にご相談ください。

エアコン総本店には創業40年以上、施工件数5万件以上の歴史と経験があり、設置場所に応じた最適な提案ができます

見積もりは無料で、ネットから簡単に行えますので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

理容室や美容室に合った業務用エアコンを設置するためには、能力やデザイン、熱源、風向きなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。本記事の内容を参考に、ぜひ店舗に最適な業務用エアコンを選んでみてください。