「日立」の業務用エアコンの特徴とは？シリーズ別に紹介！

日立の業務用エアコンは、国内シェア率こそそれほど高くありませんが、省エネ性に優れています。

今回は、日立の業務用エアコンの特徴やシリーズについて解説しますので、業務用エアコンの導入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

日立の業務用エアコンのシリーズにはどんなものがある？

・店舗・オフィス用エアコン

日立の業務用エアコンはCO2の排出量が少なく、環境負荷も抑えられることが特徴です。主力のシリーズが「省エネの達人」と「省エネの達人プレミアム」で、特に省エネの達人プレミアムは高い節電効果を得られる製品として、省エネルギー法2015年基準値もクリアしています。

＜省エネの達人＞

業界でも高水準のAPF値（通年エネルギー消費効率）を誇っており、少ない消費電力でも高い冷暖房機能が認められています。人感センサーが付いているため、不要な場所への送風を制御するなど、自動で省エネ運転ができることもポイントです。また、人に直接風が当たらないことも特徴で、エアコンが苦手な人にも優しい体感で快適な空間を提供します。さらに、セルフデマンド機能により消費電力の上限を設定し、設定範囲の中で自動的に電力を最適化しながら使用できることも魅力です。

＜省エネの達人プレミアム＞

新型コンプレッサーを搭載することによって、省エネ効果をさらに高めたモデルです。ランニングコストを抑えながら部屋の空調を整えるため、冬場でも快適さが長続きします。CO2排出量が少ないことから環境に優しく、高い定格能力があることもプレミアムならではの特徴と言えるでしょう。夏場は43°C、冬場は-7°Cまでの間で定格運転が可能です。また、着霜量検出機能により、除霜運転の頻度を減らして運転できます。

・ビル用マルチエアコン

＜フレックスマルチ＞

COP値（一定の温度下での冷暖房効率）とAPF値のどちらも業界トップクラスの実力です。室外機が高性能になりサイズも小さくなったため、置き場所を選ばず工事の手間を軽減できます。厳しい環境下でも外気の影響を受けにくく、-25～52°Cまで運転が可能なうえ、風速60m/sまでの耐風設計で台風時の損傷も抑えられます。

＜フレックスマルチミニ＞

1台の室外ユニットで各室内機を個別に運転でき、小規模ビルでのニーズに対応できることが特徴です。室内ユニットはさまざまな種類を組み合わせられるため、空間に合わせて選べます。また、集中コントローラーを使用することで、セルフデマンド設定をすることも可能です。

・寒さ知らず（寒冷地向けエアコン）

寒冷地向けの業務用エアコンで、外気温-20°Cという過酷な環境下でもパワフルに運転します。起動後約1分で、45°Cの温風が吹き出される立ち上がりの早さも特徴です。また、着霜量検出機能が搭載されており、適切なタイミングで除霜運転に入ることから、最大250分まで暖房運転が続きます。

日立の業務用エアコンの特徴

・豊富な価格帯

他のメーカーと比べても価格は平均的です。また、低価格帯から高価格帯まで豊富な種類が揃っているため、場所に合わせて最適なエアコンを選べます。

・消費電力が少ない

日立の業務用エアコンは省エネ性に優れているため、ランニングコストを低く抑えられます。また、環境負荷が少ないことも特徴です。

・立ち上がりが早い

立ち上がりが早い日立の業務用エアコンは、特に寒冷地で重宝されています。なかでも「寒さ知らず」は、運転開始わずか1分で温風が吹き出す機能付きです。

日立の業務用エアコンに搭載されている機能

日立の業務用エアコンには、省エネにつながる自動制御機能が豊富に搭載されています。主な機能は以下の通りです。

・シルキーフロールーバー

室内の温度ムラや、直接的な風当たりによる不快感を和らげる機能が特徴です。気流を細かく調整できるため、どの場所にいても快適に過ごせます。

・フィルター自動清掃ユニット

日立のフィルター自動清掃ユニットは、1日の運転終了後にステンレスコートフィルターを自動で拭き取って清掃する機能です。こまめな掃除で目詰まりによる風量低下を防ぎ、年間の電気代を約10％削減できます。

・センサー省エネ制御

人感センサーを使用することで人に直接風が当たらず、在席状況や活動量に合わせた運転が可能です。時間帯によって部屋の使用状況が変わる場合でも、無駄なエネルギーを省いて冷暖房効率を上げられます。

・セントラルステーションWeb

パソコンやタッチパネル式パソコンをWebに接続することで、オンラインでエアコンを一括管理できるシステムです。最大160台までのエアコンを接続でき、1か所でスケジュール管理やデマンド制御が行えます。

まとめ

日立の業務用エアコンは省エネ効果が高く、動作環境を自動で整えてくれる高性能な機種が豊富です。価格帯の広さだけでなく、ユニットの形にもさまざまなタイプがあるため、機能や初期費用などを比較しながら最適なものを選びましょう。