学校にエアコンは本当に必要?付けるメリットや選び方を解説

近年、猛暑が続く中で、学校におけるエアコンの設置がますます重要視されています。暑さによる集中力の低下や熱中症のリスクを考えると、快適な学習環境を整えるためにエアコンの導入は欠かせません。
本記事では、学校にエアコンを導入するメリットや、選ぶ際に考慮すべきポイントについて解説し、学校にエアコン導入を検討する際の参考になる情報をお届けします。
学校にエアコンは必要?
はじめに、学校におけるエアコンの実情を解説します。
・学校のエアコン実情
学校のエアコンは、令和2年時点で普通教室の設置率は93%と高い水準に達していますが、特別教室では63%程度、体育館などの大規模施設においては9%と低い水準に留まっています。
この10年間で普通教室のエアコン設置率は大幅に改善された一方、特別教室や体育館での普及は依然として進んでいないのが実情です。年々設置数は増加しているものの、すべての施設でのエアコン設置が求められています。
・地域によってエアコンの導入差はある?
北海道や東北地方では、他の地域に比べて学校でのエアコン導入が遅れている傾向があります。これは、これまでの気候が比較的涼しかったためです。
しかし、近年の猛暑日の増加や気温上昇により、これらの地域でもエアコンの需要が急速に高まっています。夏季の気温変動が顕著になる中で、快適な学習環境を確保するために、全国的にエアコンの普及が重要な課題となっているのです。
・学校の熱中症対策について
文部科学省は、学校における熱中症対策の一環としてガイドラインを発表し、暑さ指数が28度以上になると、すべての生活活動で熱中症の危険性が高まるとしています。
気象庁のデータからも、気温が年々上昇していることがわかっており、学校での熱中症対策はますます重要です。エアコンの設置や水分補給の徹底、活動の見直しなど、子どもたちの安全と健康を確保するための対策が求められています。
学校にエアコンを付けるメリット
ここでは、教室と体育館にエアコンを設置するメリットを紹介します。
・教室にエアコンを付けるメリット
<学力の向上>
教室にエアコンを設置後、全国平均を上回る学力をもつ学校が増え、エアコンを導入することが、学力向上に寄与することが明らかになっています。特に、中学校ではその効果が顕著に現れており、導入から数年後には、全国平均を超える成績を収める学校がさらに増加しました。
また、エアコンの設置により、夏休みを短縮できたことも、学習時間を確保し、学力向上につながったと考えられます。
<集中力の向上>
文部科学省の調査によると、エアコン設置前は授業に集中できないと感じる児童が多かった一方で、設置後には多くの児童が「勉強に集中できるようになった」と答えました。
また、教職員からもエアコンの導入によって児童の集中力が改善されたとの声が多数寄せられており、快適な環境を整えることで、授業への集中力が自然と高まることがメリットとして挙げられています。
<健康を守る>
教室のエアコンは快適な学習環境を提供するだけでなく、児童の健康を守る上で重要な役割を果たします。岐阜県池田町の小学校での調査によると、エアコン設置後、9月の保健室への来室人数が68件から21件へと大幅に減少しました。
特に夏場の暑さが厳しくなる中、エアコンが体温調節を助け、熱中症のリスクを軽減する効果が期待されています。
・体育館にエアコンを付けるメリット
<熱中症対策>
体育館は金属屋根や密閉構造のため、熱がこもりやすく、特に夏場は高温多湿となり、熱中症のリスクが高まります。環境省のデータでも、部活動中の熱中症事故の約30%が屋内スポーツで発生していることが示されており、注意が必要です。
エアコンは温度だけでなく湿度も適切にコントロールでき、扇風機に比べて効果的な熱中症対策になります。
<練習効果の向上>
体育館にエアコンを設置することで、部活動における練習効果の向上が期待できます。高温多湿な環境では、熱中症予防のために頻繁な休憩や水分補給が必要となり、練習が中断されがちです。
エアコンを導入すれば室内環境が快適に保たれ、練習に集中できる時間を増やすことができます。その結果、効率的な練習が可能となり、部活動全体のパフォーマンス向上につながるでしょう。
<災害時の備えになる>
体育館は、災害時に地域の避難場所として利用される重要な施設であり、避難者が快適かつ安全に過ごせる環境を提供することが望まれます。
特に夏場は、エアコンがあることで熱中症のリスクを大幅に軽減でき、長期避難が必要な状況でも、体調を維持しやすくなるでしょう。体育館にエアコンを導入することは、災害時の備えとなり、地域住民の健康を守るために重要な対策といえます。
学校用エアコンの選び方
ここからは、学校用エアコンを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
・電気とガスのどちらを選ぶべき?
学校用エアコンには、電気式とガス式の2種類がありますが、一般的に電気式エアコンにはいくつかの優位性があります。
まず、災害時には電気の復旧がガスより早いことが多く、早期の使用再開が可能です。また、電気式はメンテナンスの頻度が少なく、コストや手間を抑えられます。さらに、稼働時に環境に有害な窒素酸化物を排出しないため、環境負荷が低いことも電気式エアコンのメリットです。
・馬力と対応する広さ
<教室>
㎡ | 坪 | 畳 | 推奨馬力 | 説明 |
47~70㎡ | 14〜21坪 | 28〜42畳 | 3馬力 | 一般的な普通教室 |
66〜97㎡ | 20〜29 坪 | 40〜58畳 | 4馬力 | 大規模な教室や会議室 |
エアコンの馬力が高いほど冷暖房の効果が強まりますが、教室の広さや形状に合わせて、風量や吹き出し口の位置を適切に調整し、教室全体に均等に冷暖房が行き渡るようにすることが大切です。
<体育館>
㎡ | 坪 | 畳 | 推奨馬力 | 説明 |
500~1000㎡ | 150~300坪 | 270~540畳 | 15~25馬力 | 中規模な体育館 |
1000㎡以上 | 300坪以上 | 540畳以上 | 25馬力以上 | 大規模体育館や多目的ホール |
広い体育館では、スポーツやイベントなど多目的に利用するため、十分な風量と強力な冷暖房機能を備えた業務用エアコンが求められます。また、競技中に風が与える影響を最小限に抑えるための設計や配置の工夫も必要です。
・外気温の対応範囲について
エアコンの冷房能力は、外気温35度での性能がJIS(日本工業規格)で定められていますが、実際の冷房効果は外気温が上がるにつれて低下する傾向があります。
猛暑が続く中で、35度を超える気温が一般的になりつつある現状では、定格冷房能力だけでなく、対応可能な外気温範囲も確認することが大切です。外気温が高い状況でも安定して冷房できるエアコンを選ぶことで、快適な室内環境を維持しましょう。
・おすすめの機能
<人感センサー>
人感センサーは、室内の人の動きを感知し、エアコンの設定温度や風量、風向きを自動で調整する機能です。人感センサー機能により、教室内の温度ムラが解消され、生徒が集中して学習できる快適な環境が維持されます。
また、無人の際には自動的にエアコンがオフになるため、無駄なエネルギー消費を防ぎ、省エネ効果も高まります。生徒が集中して学習できる環境を提供しつつ、効率的なエネルギー管理が可能です。
<自動清掃機能>
自動清掃機能は、エアコンのフィルターや内部の汚れを自動的に取り除く機能で、エアコンの効率を常に最適に保ち、冷暖房効果を持続します。
定期的なメンテナンスが難しい学校では、自動清掃機能があることで、エアコンのパフォーマンス低下を防ぐことが可能です。
なお、業務用エアコンで自動清掃機能があるのは4方向のみです。また、専用のパネルを設置する必要があります。
<空気清浄>
多くの生徒が出入りする教室は、ウイルスや菌などの有害物質が持ち込まれやすい環境です。空気清浄機能付きのエアコンなら、有害物質をフィルターで除去し、室内の空気を清潔に保ちます。
また、アレル物質の抑制にも効果があり、健康リスクを軽減して快適な学習空間を維持し、生徒たちが安心して学習できる環境を提供します。
学校用エアコンでおすすめのタイプは?
最後に、学校におすすめのエアコンのタイプを紹介します。エアコンには、さまざまな形があり、設置する環境に適した製品を選ぶことが大切です。
・天井カセット形
天井カセット形は、天井に埋め込むタイプのエアコンで、本体が天井内に隠れるため、教室の見た目がすっきりとし、空間を広く使えます。
設置やメンテナンスには少し手間がかかりますが、教室内でエアコンが目立ちすぎず、限られたスペースを有効に活用でき、快適で広々とした学習環境をつくることが可能です。
・天井吊形
天井吊形は、天井から本体を吊り下げるタイプで、学校の教室でよく採用されるエアコンです。設置工事が比較的簡単で安全性も高く、メンテナンスもしやすいため、教育現場に適しています。
教室全体に均一に風を届けられ、大勢の生徒が集まる空間でも効率的に空調を行え、快適な学習環境を提供するのに理想的なタイプです。
・天井埋込ダクト形
天井埋込ダクト形は、天井に埋め込み、吹出口を本体から離れた場所に設置できるため、空間の状況やデザインに応じた柔軟な配置が可能です。天井に埋め込むことで見た目がすっきりし、インテリアを損なうことなく、快適な空調環境を提供します。
設置やメンテナンスに手間がかかるものの、空間に溶け込むデザインと高い柔軟性が、学校の教室に最適です。
まとめ
学校にエアコンを設置することで、快適な学習環境の維持や生徒の健康管理、学力向上など多くのメリットを得られます。また、エアコンの効果を最大限得るためには、設置する場所の環境に最適なエアコンを選ぶことが大切です。
エアコン導入を検討する際は、学校の規模や利用環境に合ったエアコンを選び、より快適な学習環境を実現しましょう。
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